骨粗鬆症の原因|札幌 桑園 パーソナルジム
2023/10/06
骨粗鬆症の原因|札幌 桑園 パーソナルジム
札幌・桑園パーソナルジムB Conditioning(ビーコンディショニング)の谷口です。
パーソナルトレーナーをしたり、パーソナルジムを経営したり、ビーコンオンラインサロンの運営をしております。
今回は、お客様との会話になった骨粗鬆症についてご紹介します。
- 骨粗鬆症
- 骨粗鬆症の原因
- めとめ
1 骨粗鬆症
【骨粗鬆症は骨のサイズや形を決定する先天性要素に加え、加齢・閉経後の女性・乱れた生活習慣の原因で発症する可能性が高い】
骨粗鬆症の 予防と治療ガイドライン 2015 年版
を基に解説をしていきます。
※予防の栄養と運動については
骨粗鬆症の予防と栄養|札幌 桑園 パーソナルジム
骨粗鬆症の予防と運動|札幌 桑園 パーソナルジム
のブログをご覧ください
○骨粗鬆症の定義
「骨粗鬆症は、低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患であ る」WHO(世界保健機構）
○骨強度
骨強度＝骨密度＋骨質
とされ
骨が吸収→新しい骨をつくる（骨芽）を繰り返し三ヶ月程度かかるとされています。
骨の吸収と骨芽のバランスが崩れ骨芽がうまくできないと骨の強度が低下し【骨粗鬆症】に近づくとしています。
骨強度と加齢・エストロゲンの減少・生活習慣といったキーワードを深堀してみたいと思います。
2 骨粗鬆症の原因
先ほど、【骨粗鬆症は骨強度が低下することで骨折のリスクが高まる疾患】という事をご紹介しました。
骨強度が低下する原因をどのようなものがあるのでしょうか？
○加齢とエストロゲンの減少
・エストロゲンは破骨細胞の分化と成熟を抑制する
・骨コラーゲンは30代～40代でピークとなり、その後減少していくことで骨質が低下する
・酸化ストレスは骨吸収（破骨細胞）が亢進される
・加齢によってカルシウム吸収能の低下し、骨密度が低下する
つまり、【加齢によって骨コラーゲンの減少・酸化ストレス・カルシウム吸収能の低下・閉経によるエストロゲン低下によって骨吸収が優位になり骨密度と骨質の低下することで骨強度が低下する】
○生活習慣（病）
・カルシウムは骨の主成分であり骨の形成を促進め、骨の石灰化を促進して骨密度を増加させる
・ビタミンKは骨を形成するたんぱく質（オステオカルシン）の活性化促進させる
・オステオカルシンはカルシウムを骨に沈着させて骨強度を保ち、破骨細胞の活性化を抑制する
・習慣的に運動をしている人は骨粗鬆症性骨折が少ない
・習慣的な飲酒と喫煙は骨粗鬆症性骨折のリスクが高い
つまり、【バランスのいい食事、適度な運動、十分な休養は骨粗鬆症のリスクの低下、骨折の低下に重要】
3 まとめ
・骨粗鬆症は骨の強度が低下し骨折の危険性が高まる疾患
・骨粗鬆症は遺伝の他、加齢・閉経・生活習慣によってリスクが高まる
・加齢によって骨コラーゲンの減少・酸化ストレス・カルシウム吸収能の低下する
・カルシウム、ビタミンD、ビタミンKは骨の強度を保つために重要な栄養素
・飲酒や喫煙は骨粗鬆症性骨折のリスクが高まる
・習慣的な運動は骨粗鬆症性骨折のリスクを低下させる
・エストロゲン低下によって骨吸収が優位になり骨密度と骨質の低下することで骨強度が低下する
今回は、骨粗鬆症の原因をメインにご紹介しました。
次回は、予防に大切な【栄養のポイント】【具体的な運動】をご紹介していきます。
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