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関節可動域と動作障害

札幌パーソナルトレーニングジムB Conditioningの谷口です。
書籍を読んでいてなるほど!そーだった!と感じた部分をシェアします。
「動作分析臨床活用講座」という書籍のなかから内容のご紹介していきます。

筋力の低下と動作傷害

目次

1.関節可動域の異常

関節可動域の制限は、正常な動作の制限の原因となる事が多くあります。
可動域制限の原因として、筋肉の伸張性だけではなく知覚障害や疼痛、また脳も大きく関係してきます。
具体的に関節可動域を制限させる原因を説明していきます。

1-1.拘縮による可動域制限

関節可動域の発生機序は関節の外傷や疾患による一次的な関節可動域制限と関節外の障害(麻痺や疼痛など)に続発して起こる二次的な関節可動域と別けられます。
皮膚・筋肉・腱・神経・血管などの変化に基づいて起こる運動制限を「拘縮」という。


○皮膚性拘縮
→皮膚の熱傷、創傷、炎症などの瘢痕による拘縮

○結合性拘縮
→皮膚組織、靱帯、腱などの結合組織の伸張性の低下による拘縮

○筋性拘縮
→筋の短縮、萎縮によって起こる拘縮

○神経性拘縮
→疼痛を回避するために、反射的に強制肢位を長くとることで起こる反射性拘縮

1-2.過剰可動性による関節可動域制限

靱帯が損傷を受けたり、長期間の固定や加齢による組織学的な変性などにより靱帯の緊張が緩むと一時的な過剰な可動性や関節の動揺性を引き起こす。
過剰可動性により関節面の適合性は損なわれ生理的な運動も障害を受ける為二次的には関節可動域の制限を引き起こす。

1-3.筋の過緊張による関節可動域制限

「筋の過緊張」
→筋が持続的に過剰に緊張した状態。筋の収縮力の調節ができないことにより、筋長を適切な長さに制御できないことで可動域の制限が起こる。
また、筋の過緊張は疼痛や恐怖感、不安定性を伴う関節運動の代償などによって引き起こされる。
筋の過緊張は筋内の血管を圧迫し血流の減少を引き起こし、租血による疼痛を生じさせる。


2.知覚障害と動作障害

知覚刺激を感知する能力が障害を受けると、適切なフィードバックを情報が得られなくなり動作を適応的に制御する事が難しくなる。

知覚の情報システムは表在知覚と深部知覚に分かれる。
表在知覚:触覚と温覚
深部知覚:固有受容器(センサー)からの情報

深部知覚の障害により、身体各部の空間位置、相対的位置関係、運動の情報などが、運動を制御している中枢神経に伝達されなくなる。これらは運動やバンランスを制御するために重要な働きをしている。

知覚障害を持っていると、身体姿勢と動きの相互の位置関係に関してフィードバックが欠落するために、運動に対する予測が難しくなり大きな不安を常に感じる。そのため安定性を得る為に関節を固定して可動域を制限したり、より強烈な知覚を求めて強い勢いで運動したりする。

3.疼痛と運動障害

疼痛回避のための運動パターンはその他のいかなる動作のメカニズムよりも優先されます。疼痛を回避することにすべての知覚と運動能力を集中させます。

・疼痛が関節運動や特定の筋の活動によって誘発される場合は、疼痛を誘発する運動を避けるように動作パターンをつくる。

・荷重や運動により、ある範囲で疼痛が誘発される場合は運動の範囲や力の発揮を極力少なくするように、運動する時間や範囲を極端に減らす。

4.大脳辺縁系(情動的な原因)と運動障害

大脳辺縁系には動機と記憶、感情に関する領域が含まれる。
感情の変化と筋緊張には密接な関係がある。
感情が緊張状態に置かれると身体が臨戦態勢に入るように筋緊張も高まる。
この感情に起因する筋の過緊張は、大脳辺縁系を介する筋の機能不全と考えられている。
「不安」や「恐怖」などの感情の変化によって、センサーが過敏になり不必要な筋が動きに参加してしまい動きの滑らかさに影響がでる。
緊張で、手先の繊細な動きが出来なくなるのはこれが原因とされている。


呼吸を整えて、カラダをリラックスすることでも緊張がとけ可動域が改善される子tがある。

まとめ

関節の可動域は筋肉の伸び縮みだけではなく、皮膚や靱帯、神経の軟部組織だけではなく、痛みやカラダのセンサーまたは緊張や不安といった脳の影響も受けています。

関節可動域をあげる為には
・呼吸の正常化
・鈍くなったセンサーの活性化
・痛みの改善
・筋の伸長の改善
といった様々要素を改善する必要があります。

その方法がヨガやピラティスだったり、ストレッチやトレーニングになってきます。

呼吸や動きに気をつけながらワークアウトを楽しんでください。

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